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わずか3節しか記していない人がどうしてこれほど意味をもって論じられて
いるのか、不思議なことなのですが、そこには聖書のもつ意味の深さ、真理の
確かさが伝わって参ります。今日のところはメルキゼデクについて、聖書に
たったひと言、彼はいと高き神の祭司であった。というところから、神がモー
セを通して律法が与えられた時、そこでの何より1番中心となる役目を果すの
が祭司であり、そのために特別レビ族が選ばれています。
モーセもそのレビ族の1人であり、イスラエルの指導者であり、神の前には
祭司的役目を果しています。祭司職はモーセの兄であるアロンとその子孫が
代々受けつぐことになり、最も大事な役目を果たします。即ち、民が神に近づ
く時必ず祭司のとりなし、犠牲のささげものなしには決して近づくことはでき
ません。アロンとその子孫は民と神との間を橋渡しをする最も重要な位置にい
ます。
しかし、今このヘブル書の著者はメルキゼデクを引き合いに出して、旧約聖
書において、最も大事な役目を果している祭司、その彼らよりはるかに高く、
永遠の大祭司としてメルキゼデクが存在しました。と言って、その永遠性と超
越性を示し、これを完全に全うし得るお方はイエスキリストであり、あの十字
架においてそれを完成しました。と言うのです。
こうして、神と人との間の完全な橋渡しはキリストにおいて完成したことを
示しています。
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