み言葉の黙想
池田博主任牧師 【宣教題】
血を注ぎ出す (ヘブル9:15〜22)


 Date:1998/06/07

「こういうわけで、キリストは新しい契約の仲介者です。それは、初めの契約の ときの違反を贖うための死が実現したので、召された者たちが永遠の資産の約束 を受けることができるためなのです。」ヘブル9:15

ここにキリストは新しい契約の仲介者です、とあります。新しい契約という表現 は、当然それ以前には古い契約があったということです。

古い契約、それはシナイ山でモーセを通して与えられた律法を指しています。そ こでは人は律法を守ることで神さまからの祝福を受けられる。しかし、それを破 るなら祝福は受けられないし、契約そのものが無効となる。イスラエルの民はそ れをしてしまった。しかも、律法には罪を贖う力はない。

そこで神は新しい契約をイエス・キリストを通して与えて下さった。それは古い 契約を単に再契約するというだけのものではありません。新しい契約は文字通り 全く新しいもので、それは実に大きな効力のあるものなのです。

それはイエス・キリストの犠牲が伴ったものです。その犠牲は古い契約を破って 犯した罪をも帳消しにしてしまうもの、更には将来にも効力を持つことのできる 契約です。

新しい契約はどうして大きな効力を持つのでしょうか。それは血の注ぎが伴って いるからです。血を注ぎ出すことがなければ、罪の赦しはないのです。(22 節)

別な表現をすれば、「赦しには犠牲が伴う。」ということです。あやまちを犯し た子供を赦すためには、親の涙という代価が払われます。人間の罪の赦しのため にはキリストの十字架の犠牲が伴ったのです。


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