み言葉の黙想
池田博主任牧師 【宣教題】
アブラハムの信仰 (ヘブル11:8〜10 )


 Date:1998/10/11

「信仰によって、アブラハムは、相続財産として受け取るべき地に出て行けとの召し を受けたとき、これに従い、どこに行くのかを知らないで、出て行きました。」                                ヘブル11:8

アブラハム、この人はイスラエル民族の父祖となった人です。旧約聖書の中でも、最 も大事な人です。この人について聖書はいろいろな側面から書いています。今日はま ず、その出発点、神に召し出された所に焦点を合わせたいと思います。

アブラハムはカルデヤのウルという所に住んでいました。今から約4000年前のこ とです。そこはメソポタミヤ文明の中心の1つとなっている所です。当時最も繁栄し た地の繁栄した人々の中に安定した生活をしていたアブラハムです。そのアブラハム に向かって神は声をかけられたのです。「カルデアのウルを出なさい。」と言われま す。これは大きな決断です。しかもどこに行くのかについて明確に示されない中での 旅立ちは大変なものがあったはずです。彼はそれに従ったのです。神は何故、このよ うな決断と行動を促したのでしょうか。

そして、9節を見ますと、そこには「彼は他国人のように住み」とあります。

皆さん、私たちは知らない土地や異文化の社会に住む時、それはどんなに不安や困難 を抱えることになるでしょう。相談したり、支えてもらう人がいません。しかも天幕 生活をしています。そこでは最早神以外に頼るものはないというところです。地上の ものは何1つ頼れない。そこでアブラハムは神への信仰の目が開かれていくのです。


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