み言葉の黙想
池田博主任牧師 【宣教題】ラハブの信仰

 Date:1999/02/07

「信仰によって、遊女ラハブは、偵察に来た人たちを穏やかに受け入れたので、不従 順な人たちといっしょに滅びることを免れました。」ヘブル11:31

ラハブはエリコに住む遊女です。カナン人です。イスラエルから見れば敵であり、人 間的には不道徳な人、神から最も遠い人といえます。しかし、そのラハブがここで実 に大事な役目を果し、イスラエルを導く先導的な役割をします。

ヨシュアが斥候をエリコに遣わした時、敵に一番見つかりにくい方法として、町の中 の遊女の所に入るというのは賢い判断でありました。しかし、ここではラハブは単に その1人として出会ったのではありません。むしろ、ラハブは人間的にいうなら救い から、最も遠い所にいた存在なのですが、そのラハブの心は違っていました。

彼女はカナン人という異教の人。職業からすれば、最もいやしいとされることをして いる神から遠く離れた人なのですが、ヨシュア2:9の言葉は驚きます。「主がこの 地をあなたがたに与えておられる…。」このような言葉を発するラハブは、その立場 とか、職業を越えて、魂の叫び、そして祈りがあったとしか思えないものがありま す。

そして神は、その人が誰であれ、どこの国、民族であれ、天に向かって叫ぶ声を必ず 聞いて下さり、心に留めて下さる。そして、このラハブはイスラエルを救い出す役割 を果すだけでなく、驚くべきことに、イエス・キリストの系図の中に入れられていく のです。(マタイ1:5)ラハブは私たちに神はどんな人でも求める者に、応えない ことはないことを示してくれています。


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