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ラハブはエリコに住む遊女です。カナン人です。イスラエルから見れば敵であり、人
間的には不道徳な人、神から最も遠い人といえます。しかし、そのラハブがここで実
に大事な役目を果し、イスラエルを導く先導的な役割をします。
ヨシュアが斥候をエリコに遣わした時、敵に一番見つかりにくい方法として、町の中
の遊女の所に入るというのは賢い判断でありました。しかし、ここではラハブは単に
その1人として出会ったのではありません。むしろ、ラハブは人間的にいうなら救い
から、最も遠い所にいた存在なのですが、そのラハブの心は違っていました。
彼女はカナン人という異教の人。職業からすれば、最もいやしいとされることをして
いる神から遠く離れた人なのですが、ヨシュア2:9の言葉は驚きます。「主がこの
地をあなたがたに与えておられる…。」このような言葉を発するラハブは、その立場
とか、職業を越えて、魂の叫び、そして祈りがあったとしか思えないものがありま
す。
そして神は、その人が誰であれ、どこの国、民族であれ、天に向かって叫ぶ声を必ず
聞いて下さり、心に留めて下さる。そして、このラハブはイスラエルを救い出す役割
を果すだけでなく、驚くべきことに、イエス・キリストの系図の中に入れられていく
のです。(マタイ1:5)ラハブは私たちに神はどんな人でも求める者に、応えない
ことはないことを示してくれています。
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