み言葉の黙想
池田博主任牧師 【宣教題】サムエルの信仰

 Date:1999/03/07

「少年サムエルはエリの前で主に仕えていた。そのころ、主のことばはまれにしかな く、幻も示されなかった。」                 1サムエル3:1

士師の時代は闇の時代でした。その闇から光への黎明、夜明けをもたらしたのはサム エルでした。そしてサムエルは母の涙の祈りの中で誕生していったのです。

ハンナは長い間子供が生れない中で妻として悲しくつらい日々を送ります。しかしそ れはハンナを神の前への涙の祈りとなって注がせていきます。その祈りは確かに神の 前に届き神の手を動かし、やがて子の誕生となって応えられていきます。ハンナはそ の大きな感謝を、子を主に献げることで応答していきます。そのため、サムエルはも のごころつく頃から神殿で生活し、祭司エリに仕えたのです。

やがて少年サムエルに主は直接声を掛けて下さるのです。最初それが主の声であるこ とが分らないのです。それが時代の闇を象徴しています。やがてサムエルは主の声を 聞き分け、主の訓練を通して成長していきます。祭司として、また預言者として、更 に民の指導者として大いに力を発揮していきます。その結果、イスラエルは一つの国 としての形成期を迎えていきます。

やがて民は国を治める王を求め出すのです。そして主はそれをよしとされ、王を立て るように指示を出します。そこで立てられたのがサウル王です。それにしてもサウル は王としてふさわしい、歩みも業績も残していません。実質はサムエルが国を治めて いきます。そしてサムエルは神の指示のもとで次の王ダビデを選び、バトンタッチを していきます。そしてイスラエルの黄金時代が到来するのです。サムエルはその礎と なったのです。


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