み言葉の黙想
月井教育牧師 【宣教題】かけめぐる愛

 Date:1999/09/12

ある夜、パウロは幻を見た。ひとりのマケドニヤ人が彼の前に立って、「マケド ニヤに渡って来て、私たちを助けてください。」と懇願するのであった。     使徒16:9

このマケドニヤの叫びをパウロたちは聞いて出かけていきました。この出かけていったところから、ヨーロッパへの福音の伝達が始まったのです。この福音はやがてヨーロッパから南北アメリカ、アフリカへ、そしてアジアへと伝わってきたわけです。「 というのは、キリストの愛が私たちを取り囲んでいるからです。」(II コリント5:14)パウロたちを押し出たのはこのキリストの愛です。パウロとシラスは、この愛によって生きました。この愛によってピリピ(マケドニヤの中心都市)で仕えました。でも結果的にパウロたちは牢獄に入れられてしまいました。しかし真夜中に神さまが事を起こされました。地震があったのです。地震によって扉が開いてしまったのを見たその牢獄の看守は、自決しようとしました。何と簡単に人は死のうとすることでしょうか。もちろんそれが彼の責任であったのでしょうし、実際、囚人たちが逃げていれば、看守は責められたことでしょう。それがこの世です。人を簡単に殺し、自分をもいとも簡単に殺す。実は神さまが、この看守の古い価値観を地震によって揺り動かしたのです。地震で回りが動いても、不動のパウロたちを見て、看守の目は開かれました。そこから、彼は神さまが共にいてくださるという、新しい世界に目が開かれていきました。私たち一人一人も自分たちの古い価値観を振るい動かされる時があります。その時に私たちがしっかりと目を開くなら、今まで、見たことのなかった方、知らなかった方を知るようになるのです。私たちを取り囲んでいるキリストの愛に、あなたも触れたら、あなたも遣わされるのです。「かけめぐる愛」とは出ていく愛、遣わされる愛です。この愛に、あなたが生かされているなら、必ず神さまがあなたと共にいて、働いてくださいます。


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