
本郷台キリスト教会 7つの理念
私たちの教会が大切にしていることです。本郷台キリスト教会の活動は、
すべてこの「7つの理念」に沿って行ないます。
1. 教会について
愛は結びの帯として完全です。 コロサイ3:14
教会はキリストのからだであり、すべてのものをすべてのもので満たす方が満ちておられるところです。 エペソ1:23
本郷台キリスト教会のテーマは“愛が結ぶ教会”である。主にある兄弟姉妹は、キリストのからだの各器官である。その各器官を結ぶのが愛である。その愛の結び合わされたところに天国が表される。義は人の罪を裁く。しかし、愛は多く の罪をおおう(Ⅰペテロ4:8)。罪がおおわれるとは、罪が見逃されることではなく、キリストの十字架によって、徹底した悔い改めの経験を 経ているということである。こうして、私たちは、キリストの十字架の愛に基づく教会を建て上げることを目指す。この教会に連なる者は、 共同体を通して、愛と赦しと希望を体験し、恵みのうちに成長する(使徒2:44-47)。また、この教会は、御霊の力により、キリストの愛を4つの 側面から実践していく。
①神を愛する
私たちは、神を礼拝し、神に献げ、神に従うことを第一とする。
②人を愛する
キリストは、失われた一人の人を救うために捜し求められた(ルカ15:4、19:10)。私たちは、一人の救いのために、このキリストの心をもって、祈りつつ主を伝えるようにしていきたい。
③地域を愛する
キリストは、弱り果てて倒れた人をかわいそうに思われた(マタイ9:36)。私たちは、このキリストの心をもって地域の人々のニーズに応える働きをしていく。
④世界を愛する
キリストが、世界に目を向けてすべての人を愛されたように、私たちは、人を愛し、世界宣教を熱心に行なうものとする。
2.礼拝について
ですから、兄弟たち、私は、神のあわれみによって、あなたがたに勧めます。あなたがたのからだを、神に喜ばれる、聖なる生きたささげ物として献げなさい。それこそ、あなたがたにふさわしい礼拝です。 ローマ12:1
新月の祭りごとに、安息日ごとに、すべての肉なる者がわたしの前に来て礼拝する。ー主は言われるー イザヤ66:23
私たちは、創造主なる神によって、神を礼拝する存在として造られた。礼拝は三位一体なる神との麗しい交わりであり、その土台は「キリストの十字架による罪の赦しと救い」と「キリストの復活による永遠のいのちへの希望」である。礼拝は、神を神としてあがめる行為であり、霊とまことをもって(ヨハネ4:23-24)、自らを献げることが求められている。
礼拝は信仰生活の中心であり、教会は心を一つにして神を礼拝する愛の共同体である。したがって、私たちは、毎週の礼拝の場を重んじ、ともに神の御前に出て祈り、みことばをいただき、讃美をささげ、いけにえとしての献げものをし、聖餐をし、交わり、神に栄光をお返しし、ともに真の礼拝者として変えられていくことを大切にする。
3.祈りについて
イエスご自身は寂しいところに退いて祈っておられた。 ルカ5:16
あらゆる祈りと願いによって、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのために、目を覚ましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くして祈りなさい。 エペソ6:18
祈りは、神との愛の関係を深めるための親しい交わりである。キリストは、地上において私たちにこの模範を示された。私たちは、祈りを通して、神のみこころを知り、私たちの思いや願いを神に知っていただくことができる。これは、キリストの十字架によって神の子どもとされた私たちに与えられている特権である。ゆえに、私たちは、神と一対一で過ごす時間を大切にする。
また、祈りは、個人と教会に、神が望まれる愛の行動である。私たちは、隣人を愛してとりなしの祈りをする。また、共に集まり心を一つにして祈ることを大切にする。この祈りによって、キリストのからだとして成長し、神のみこころを実現する行動が生み出される。
教会の働きは、常に祈りが先行し、祈りなしにはことを進めない。
4.教会教育について
それは、聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだを建て上げるためです。私たちはみな、神の御子に対する信仰と知識において一つとなり、一人の成熟した大人となって、キリストの満ち満ちた身丈にまで達するのです。 エペソ4:12-13
私が今日あなたに命じるこれらのことばを心にとどめなさい。これをあなたの子どもたちによく教え込みなさい。 申命記6:6-7a
教会教育は、教会がキリストのからだとしてこの世に神のみこころを成し遂げていくために不可欠である。
本郷台キリスト教会の教会教育では、まず個人の成長に重きを置く。教会員一人ひとりが、聖書の価値観に基づいたクリスチャンとしてのライフスタイルを確立し、キリストの弟子となることを目指す。それは、一人ひとりがキリストを模範とし、キリストの似姿へと変えられていくことである。
同時に、教会員一人ひとりは、キリストのからだの各器官として(Ⅰコリント12:27)奉仕し、互いにつながりを保つことが必要である。そのために、小グループの交わりを通して、教会員同士の個人的な関係を深め、互いに助け合うことを大切にする。その中で成長し、担われる者から担う者へ、生み出された者から生み出す者へと変えられていく。
また、信仰継承も大切な要素である。教会は、常に、幼子・若者に目を向け、その信仰の成長のために心血を注がなければならない。
本郷台キリスト教会は、これらを踏まえ、必要なカリキュラムを提供し、キリストのからだとしての教会を建て上げていく。
5.宣教について
全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい。 マルコ16:15
みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。 Ⅱテモテ4:2a
しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。 使徒1:8
私たちの教会の宣教は「地域に根ざした宣教」と「世界に向けた宣教」の2本の柱によって支えられている。
特に、家族の救いは、主の約束(使徒16:31)であると同時に、決して後回しやおろそかにしてはならない事柄である。教会は、そのためにできる限りのサポートをしていきたい。そして、そのことを踏まえた上で、教会としても個人においても、置かれた地域の必要をしっかりと見極め、人々と関係を築き、主の良き証し人として宣教の業に励む。
また、私たちの教会は、世界に目を留め、世界宣教の働きを進める教会である。宣教師を志す者が起こされるように教会でも取り組み、宣教師を派遣する教会となる。また宣教の働きをサポートし、国内外のリバイバルの働きにも寄与する教会となる。
これらは、しっかりとしたとりなしの祈りの土台の上に立つ。
6.奉仕について
このように揺り動かされない御国を受けるのですから、私たちは感謝しようではありませんか。感謝しつつ、敬虔と恐れをもって、神に喜ばれる礼拝をささげようではありませんか。 ヘブル12:28
語るのであれば、神のことばにふさわしく語り、奉仕するのであれば、神が備えてくださる力によって、ふさわしく奉仕しなさい。すべてにおいて、イエス・キリストを通して神があがめられるためです。 Ⅰペテロ4:11
私たちは、一人ひとりがキリストのからだの一部として教会の働きを担い、奉仕するように召されている。互いに、与えられた時間・能力・賜物を献げて奉仕する中で神の愛を豊かに分かち合い、神のみこころを実現するために心を一つにして仕えていくことが大切である。
神のあり方を捨てて仕える者となってくださったキリストを模範とすることが奉仕の基本姿勢である(ピリピ2:5-7)。すべての奉仕は、その動機・内容・目的において、教会の働きを通して神の栄光が現わされ、御名がほめたたえられるものである。
7.リーダーシップについて
こうして、キリストご自身が、ある人たちを使徒、ある人たちを預言者、ある人たちを伝道者、ある人たちを牧師また教師としてお立てになりました。それは、聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだを建て上げるためです。私たちはみな、神の御子に対する信仰と知識において一つとなり、一人の成熟した大人となって、キリストの満ち満ちた身丈にまで達するのです。 エペソ4:11-13
教会のリーダーは、キリストが地上でその模範を示されたように、皆に仕えるしもべとなる(マルコ9:35)。また、それぞれの賜物が生かされ、バランスのとれた共同体となるように、チームで主と教会に仕える(ルカ6:13)。チームは、互いに祈り、砕かれ、愛で結ばれて、教会のかしらであるキリストにのみ栄光を帰すことを目指す。