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6月 巻頭言 ヤコブ世代を生きる私たち〜教会創立60周年を越えて

毎日のみことば6月号巻頭言
主任牧師 池田恵賜

以前、「アブラハム、イサク、ヤコブ世代」というメッセージをしたとき、「アブラハムに与えられた祝福の約束は、三代目となる孫ヤコブの代で成就した」という話をしました。そこから「教会の中にはアブラハム世代も、イサク世代も、ヤコブ世代もいて、それぞれに役割がある。教会の中に三世代がいることに意味がある」とメッセージをしました。

今回、ふと思い、「一世代」という言葉を辞書で引いてみました。すると、解説の1つに「人が親から跡を継いで子に引き継ぐまでの期間でおよそ30年」とありました。これを、創立60周年を迎える本郷台キリスト教会に当てはめてみると、ちょうど二世代目が終わり、三世代目に入るところといえます。

私たち本郷台キリスト教会の歩みも30年で区切ってみるならば、初めの30年は1964年〜1994年です。この時期は、教会設立から平和台チャペル献堂、5ヶ年計画と現在の教会の基礎が据えられた期間といえます。ビジョンが与えられ、神の祝福の約束を受け取ったアブラハムの時代です。

次の30年となる1994年〜2024年は、ダイヤモンドチャペル献堂、クリスタルチャペル献堂、石巻オアシス教会献堂、そして関連団体の立ち上げと、働きが地域に広がっていった期間です。この期間だけでも既に多くの祝福を受け取っているようにも感じますが、私たちは、まだイサク世代を通っている段階です。イサクが百倍の収穫を得たり、井戸を見つけたりしたように(創世記26:12-33)、神様は私たちの行くところどこにおいても祝福を与えてくださっています。しかし、まだ神の祝福の約束は完成していません。

次の30年はヤコブの世代です。このときに神の祝福の約束は成就します。
ヤコブは神と対決し、神によって自我を打ち砕かれるという体験を通して、その名が「イスラエル」と変えられる体験をしました(創世記32:28)。彼を通してイスラエルの十二部族が生まれました。
「アブラハムを通してすべての人々が祝福される」という神の祝福の約束がアブラハムの時代だけで成就しなかったのは、この約束がアブラハムの子孫を通して成し遂げられていくということを示しています。
そして、この約束は、いま信仰によってイスラエルに接ぎ木された(ローマ11:17-18)、私たち異邦人も引き継いでいます。ガラテヤ3:8-9を読んでみましょう。

聖書は、神が異邦人を信仰によって義とお認めになることを前から知っていたので、アブラハムに対して、「すべての異邦人が、あなたによって祝福される」と、前もって福音を告げました。ですから、信仰によって生きる人々が、信仰の人アブラハムとともに祝福を受けるのです。

私たちが祝福を受けるのは、私だけのためではなく、神が私の周りに置かれた方々を祝福するためでもあります。神はアブラハムに与えた祝福によって、すべての国民が祝福されることを望んでおられるからです(創世記12:3)。

ですから、三世代目のヤコブ世代に入るここからの30年、私たちは周りにいる多くの方々を祝福しましょう。この地域の祝福を求めて、この国の祝福を求めて祈りましょう。たとえ私たちに対して悪を謀る人に対しても祝福を祈るようにしましょう。私たちはどんな人をも祝福するために召されたのですから。

悪に対して悪を返さず、侮辱に対して侮辱を返さず、逆に祝福しなさい。あなたがたは祝福を受け継ぐために召されたのです。 第一ペテロ3:9

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