お知らせ

6月 巻頭言「リバイバルの足音」

毎日のみことば6月号巻頭言
主任牧師 池田恵賜

7月21日(金)に、韓国の永楽教会のホサナ賛美隊が本郷台キリスト教会でコンサートを開いてくださいます。2017年と2019年に続き、3回目となります。
この賛美隊は、永楽教会の若者対象の第4礼拝で奉仕しているオーケストラとクワイアで、今回は総勢96名での来日です。今年2月に韓国人宣教師から「5月に新型コロナが5類になるので、日本での宣教活動を再開させたい」との連絡が入り「ぜひ本郷台キリスト教会でコンサートを」と申し出を受けたのです。新型コロナが収まると同時に宣教の働きを再開させ日本に来られるという、この宣教のスピリットには感動します。

第4礼拝の賛美隊だけで96名もいることに驚きますが、さらに驚かされるのはその構成メンバーのほとんどが20代の若者たちということです。また、彼らの宣教旅行をサポートするために10数名の婦人たちが同行していることも驚きです。彼女たちは100名近い若者たちの食事や具体的な必要のため、また祈りのサポートのために同行しているのです。そのようなバックアップ体制を整えて送り出すことによって、永楽教会の宣教のスピリットが次の世代に受け継がれていくのだと思います。

永楽教会は現在5万5千人の会員が集う韓国国内でも有数の大教会です。しかし、この教会の始まりは1945年朝鮮戦争の激化の中で、信仰の自由を求めて平壌から脱出してきた韓景職(ハン・ギョンジク)牧師と27名の信徒たちによるものでした。
彼らは、現在の永楽教会の場所で前身となるベタニヤ伝道所を設立し、戦火を逃れて南下してくる多くの避難民を受け入れたのです。平壌にあった教会ですので、当時から北への宣教に熱心な教会でした。そして教会設立から80年近くたとうとしている現在でも、その宣教のスピリットは萎むことなく、むしろ海外にまで広がっていることは素晴らしいことです。私たちも、そのような永楽教会から送られてくる賛美隊とともに宣教の働きに携わることによって、永楽教会に与えられている宣教のスピリットを受け取りたいと願います。

折しも10×10ビジョンの中で、本郷台キリスト教会でもオーケストラの結成を目指して動き始めたところです。まさに神様のタイミングといえます。私たちも、やがて本郷台のオーケストラが海外へ宣教旅行に出て行くビジョンを持って祈っていきましょう。

いま神様が世界を動かし、多くの人たちに日本への想いを与えておられることを見聞きします。昨年夏に、ある宣教団の宣教師と話した際、「コロナ後の外国人の入国規制緩和に合わせて日本行きを待っていた、14組の宣教師家族の受け入れで忙しい」と言っていました。またジョー宣教師の話では、震災前は11名だった香港から日本への宣教師は、現在60名になっているとのことです。シンガポールでは「ラブ・ジャパン」の旗印のもと、超教派で一致して日本宣教に取り組んでいます。台湾でも日本に対する重荷が与えられている人たちが次々と起こされていると聞きます。
そういう意味では、コロナ禍は我慢のときではなく備えのときだったのです。
霊の耳を開くと、あなたにもリバイバルの足音が聞こえてくるはずです。

しかし、あなたがたの目は見ているから幸いです。また、あなたがたの耳は聞いているから幸いです。 マタイ13:16

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